はじめに:別れの衝撃とどう向き合うか
人は誰しも、いつか「大切な人を見送る日」に直面します。
私は、2023年に最愛の娘を、2024年に父を亡くしました。
この2年間、喪失の痛みにどう向き合い、どう乗り越えようとしてきたのか。
ここでは、その体験から得た学びや知恵を、同じ境遇の方に届けたいと思っています。
あなたの今の気持ちに当てはまる言葉はありますか?
・涙が出ない
・現実感がない
・何をどうしていいかわからない
・日常に戻るのが怖い
どれもすべて「正常な反応」です。
別れの直後に知っておきたいこと
感情の混乱は当たり前
身体と心が引き裂かれるようなつらさ。
胸に大きな穴が開いたような感じ。なのに心はずっしりと重い。
そんなつらさが長く続きました。
今でも続いています。
反対に、涙が出ない、何も感じない。そういう方もおられるようです。
それは心の自然な防御反応だそうです。
「悲しまなければ」と自分を責めないでください。
感じる準備が整うまで「何もしない勇気」も大切です。
初期に必要な現実的対応
つらい気持ちをかかえながらの手続き。
・死亡診断書の取得(病院や施設が対応)
・葬儀社の手配(できれば24時間以内)
・親族や関係者への連絡
・火葬場の空き状況を確認(混雑時は注意)
・必要であれば「エンバーミング」の検討を
※真夏に父を看取った私は、火葬場の混雑で5日間待ちました。葬儀社の提案でエンバーミングを受け、結果的にとても良い処置だったと感じています。
👉 関連記事:最期を美しく保つ「エンバーミング」とは?実際に行ってわかったメリットと、不要だった事例から考える適用の判断基準
心のケアと悲しみとの向き合い方
「グリーフ」という言葉を知っていますか?
グリーフ(Grief)は、大切な存在を失ったことへの自然な反応です。
落ち込み、怒り、後悔、自責、身体の不調など、さまざまな形で現れます。
米国心理学会(APA 2023)は「グリーフは病気ではなく、自然なプロセス」としています。
出典:American Psychological Association, 2023年10月版
私が試した心のセルフケア(体験談)
・思いをノートやSNSに書き出す
私はアメブロに日記を公開し、多くの共感や励ましを受けました。
・誰か信頼できる人に、少しだけ話してみる
話すのがつらければ、コメント欄にメッセージを残してみませんか?
・泣いていい時間を自分に許す
涙は自然に流れます。無理に止めようとしないことです。
・生活リズムを保つ努力
うつ状態で家事も食事もできない日々が長く続きました。
あなたは最近、誰かに気持ちを伝えられましたか?
誰にも話せないなら、コメントでもかまいません。あなたの声を聞かせてください。
死別後に必要な手続き(まとめ)
- 死亡届の提出:通常7日以内、市区町村に提出。葬儀社が代行してくれることもあります。
- 年金の停止:年金事務所に予約。最優先で行うべき手続きです。
- 銀行・カード対応:口座の凍結前に生活資金や引き落としの確認を。
- 保険・相続関係:必要に応じて専門家への相談も。
- 遺品整理:急がず、心の準備ができてからで大丈夫です。
私は娘を見送ってから2年以上経ちましたが、まだ遺品を整理できていません。

このビー玉が意味すること
1. 喪失と記憶の象徴
ビー玉は、子ども時代や懐かしい記憶と結びつきやすいモチーフです。大切な人との思い出や、失った存在との温かな記憶を象徴します。
2. 壊れやすく、それでも輝く存在
ガラスでできたビー玉は壊れやすく、儚さを象徴します。一方で、光を受けて美しく輝く様子は、「喪失の中にある尊さ」「痛みの中にある希望」を表現しています。
3. 心の中に残る宝物
人は亡くなっても、その人とのつながりや影響は心の中に残り続けます。ビー玉はその「心に残る宝物」のような存在として、静かに存在し続けるイメージです。
4. 再出発のきっかけとなる光
幻想的な背景の中で輝くビー玉は、「悲しみの中に差し込む小さな光」や、「癒しの始まり」を象徴する希望のモチーフとしても機能します。
別れのかたち別:向き合い方のヒント
親との別れ
「長生きしたから」と言われても、悲しみは消えません。
特に親子の距離が近い関係だった方は、喪失感が深くなりがちです。
子どもとの別れ
最もつらい喪失体験のひとつです。
私も同じ経験をしました。アメブロで気持ちを書き、救われました。
支援が少なく、孤独感が強い領域だと感じています。
ペットとの別れ
家族の一員として接していた場合、その喪失は非常につらいものです。
火葬やメモリアルグッズなど、供養のかたちも選べるようになっています。
社会に戻るのが怖いあなたへ
傷つく言葉にどう対応するか
「もう元気そうですね」「少し落ち着いた?」
そんな言葉に傷つくのは当然です。
「また話せるときに話すね」と自分を守る言葉を使ってください。
少しずつ進むための提案(無理なく)
・静かな音楽やヒーリングミュージックを流してみる
・写真に話しかけるなど、故人とつながる習慣を持つ
・楽しいことをしても自分を責めない
Q&A:よくある質問
Q. 悲しみが何ヶ月も続くのは異常ですか?
A. 正常です。人によっては年単位で悲しみが続くこともあります。
Q. 涙が出ない自分はおかしいですか?
A. それも自然な反応です。現実を受け入れられていないだけです。
Q. グリーフケアを受けたいのですが?
A. 心療内科、地域の遺族会、自治体の窓口、NPOなどがあります。
最後に|あなたの声は誰かの支えになる
大切な人を失った経験は、決して無駄にはならないと言います。物事にはすべてに意味がある。そんなことも聞きます。
でも、そうした言葉の1つ1つが、今は疑わしく思うのです。
あなたの今の言葉が、これから同じ経験をする誰かを助けるかもしれません。私も同じ思いの方々とつながってみたいと願っています。
よければコメントで、あなたの想いを教えてください。



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