色彩心理学関連の資格と種類 取得しやすい順に10の資格を紹介!

 色が人の心を左右するとか、色でその人の性格や考えがわかる・・・。色彩心理にはそうした特徴があります。この記事では、次のような内容について解説いたします。

  • 色彩心理学関連の資格を取得するメリット
  • 色彩心理学とはどのような学問か? 色彩心理学 5つの内容
  • 色彩心理学って信じて大丈夫? エビデンスはあるの?
  • 色彩心理関連の資格と種類8選
  • 色彩心理関係の資格取得先10選 取りやすさ(難易度)順
  • その他色彩関連の資格

 色彩心理学関連の資格にはさまざまなものがあります。取得する資格により、活用方法や活かす仕事も異なります。この記事では、色彩心理関係の資格についての情報を整理しました。簡単な資格の内容や、資格取得先の情報(ホームページ)等ご紹介していますのでご活用下さい。

色彩心理学関連の資格と種類 取得しやすい順に10の資格を紹介!

資格を取得することには、いくつかのメリットがあります。色彩心理学関連の資格を取得するメリットとして次のようなことが考えられます。

  1. 自己成長とスキルアップ
    色彩の持つ心理的効果や活用方法を学ぶことで、日常生活や仕事での自己表現や判断力が向上します。
  2. キャリアの幅を広げる
    ファッション、インテリア、広告、教育、カウンセリングなど、色彩心理を活用できる分野での就職や活動のチャンスが広がります。
  3. カウンセリングやセラピーでの活用
    心理カウンセリングやセラピーにおいて、色彩を用いたアプローチが可能になり、クライアントの心のケアに役立ちます。
  4. 資格の信頼性による信用向上
    専門資格を持つことで、顧客やクライアントに対する信頼性が向上し、プロフェッショナルとしての認知が得られます。
  5. 副業や独立の可能性
    カラーセラピストや色彩心理カウンセラーとして個人で活動できるため、フリーランスとしての働き方を選ぶことができます。

これらのメリットから、資格取得は自己啓発だけでなく、キャリア形成社会貢献にも繋がります。

色彩心理学関連の資格と種類 取得しやすい順に10の資格を紹介!

色彩心理学とは、色が人間の心理や行動に与える影響を研究する学問です。

この分野は、心理学、芸術、デザイン、マーケティング、医学など、さまざまな分野と結びつき、人々の感情や意思決定、さらには健康やコミュニケーションにおける色の役割を理解するために役立っています。

1. 感情と色の関係

色には、それぞれ特有の心理的効果があります。たとえば:

  • : 活力や情熱を引き出し、注意を引く色。
  • : 安心感や信頼感を生み出し、落ち着きを与える色。
  • : 調和や癒しの象徴で、リラックス効果を促進する色。

2. 文化と色の意味

色の感じ方や意味は文化によって異なります。同じ色でも地域や文化により、ポジティブな意味やネガティブな意味を持つことがあります。

3. 色が行動に与える影響

マーケティングや広告で色彩心理学が活用される例が多くあります。たとえば:

  • 飲食業界でオレンジが食欲を促進する効果を持つ(牛丼の吉野家の看板の色)。
  • 金融業界でが信頼感を強調するために使用される(銀行関連の看板の色)。

4. 健康と色の効果

カラーセラピー(色彩療法)では、特定の色が心や体に与える癒しの効果を活用します。たとえば、ストレス緩和には青や緑が推奨されます。

5. パーソナルカラー診断との関係

色彩心理学は、個人の好む色や似合う色を分析し、自己表現や自信向上につなげる「パーソナルカラー診断」にも応用されています。

  • インテリア: 部屋の壁や家具の色選びに活用。
  • ファッション: 服の色が相手に与える印象を調整。
  • 広告・デザイン: 商品やブランドイメージの強化。
  • 教育現場: 学習環境を向上させる色使い。
  • 医療: 病院やリハビリ施設での癒し効果を持つ色。

色彩心理学は、色がもたらす感情や行動への影響を科学的に解明し、それを日常生活や専門分野で応用する学問です。

この知識を活用することで、より良い環境作りやコミュニケーションの向上が期待できます。

色彩心理学関連の資格と種類 取得しやすい順に10の資格を紹介!

色彩心理学における学問的エビデンスは、実験や研究を通じて蓄積されています。以下に、具体的な研究や成果を基に、色彩心理学が学問的に支えられている理由を説明します。

色が感情に影響を与えることは、多くの研究で確認されています。

  • 研究例: Elliott, Maierら(2007年)は、赤色が試験や競技の際にプレッシャーを高め、パフォーマンスに影響を与えることを発見しました。この研究では、赤が「危険」や「注意」を連想させるため、被験者に無意識の警戒心を与えたとされています。
  • 青とリラックス効果: 青色が心拍数や血圧を下げ、リラックス効果をもたらすことが生理学的データで示されています(Mehta & Zhu, 2009)。

色が人間の行動に影響を与えることを示す実験も数多く行われています。

  • レストランの壁の色: Bellizzi & Hite(1992年)の研究では、赤い壁のレストランが青い壁よりも来店者の食欲を促進し、回転率が向上することが示されました。
  • マーケティング効果: 色が消費者の購買意欲に及ぼす影響についても多くの研究があり、たとえば、黄色や赤が緊急性を感じさせるためセール告知に使われやすいことが確認されています。

色が人間の生理反応に影響を与えるという証拠も存在します。

  • 緑とストレス軽減: 研究によれば、緑色を見ることでストレスホルモンであるコルチゾールが低下することが示されています(Ulrich et al., 1991)。
  • 光と睡眠: 青色光がメラトニン(睡眠ホルモン)の分泌を抑制し、覚醒状態を維持する効果があることが証明されています(Cajochen et al., 2005)。

医療や心理療法の一環としてのカラーセラピーについても、一定の効果が科学的に確認されています。

  • 抑うつ症状と色彩療法: 一部の研究では、暖色系の色(赤、オレンジ)がエネルギー不足や抑うつ症状を緩和する可能性があることが報告されています。
  • 手術室の緑色: 医療現場では、緑や青が緊張感を和らげ、手術中の医師や患者の精神的負担を軽減するとされています。

実験や研究の成果は、さまざまな分野で実用化されています。

  • 教育: 教室の壁や教材に特定の色を使用することで、生徒の集中力や学習意欲を高める効果があることが示されています。
  • 職場環境: 色彩デザインが職場の生産性や従業員のモチベーションに与える影響を研究するエビデンスも存在します。

一部の研究者は、色彩心理学が依然として「文化的影響」や「個人的嗜好」の要因を完全には切り離せていない点を指摘しています。

たとえば、同じ赤でも、文化によって「幸運」を意味することもあれば、「危険」を意味することもあります。そのため、色彩心理学の研究は、文化的背景や個人差を考慮した設計が必要とされています。

色彩心理学は感情や行動、生理的反応への影響を示す数多くの研究に基づいており、心理学や神経科学、マーケティング、医療などの分野で応用されています。

ただし、文化的・個人的要因を考慮したさらなる研究が求められている点も事実です。それでもなお、色彩が心理や行動に与える影響は学問的エビデンスに裏付けられており、現代社会で広く活用されています。

色彩心理学関連の資格と種類 取得しやすい順に10の資格を紹介!

色彩心理関係の資格には大きく分けて次のようなものがあります。

以下、それぞれの資格について簡単に解説して参ります。

色彩検定(カラーコーディネーター検定試験)は、公益社団法人 色彩検定協会(AFT)が主催する色彩に関する知識や技能を評価する公的資格試験です。

取得方法の概要:

  1. 受検申込み:
  • インターネット申込み: 色彩検定協会のマイページ(https://www.aft.or.jp/mypage/)から登録し、必要事項を入力して検定料を支払います。
  • 書店申込み: 全国の特約書店で願書を入手し、必要事項を記入の上、検定料を支払います。
  • 郵送申込み: 願書を色彩検定協会から取り寄せ、記入後、検定料を現金書留で郵送します。
  1. 受検票の受領:
    試験日の約10日前に受検票が郵送されます。受検地や試験時間などの詳細が記載されています。
  2. 試験の受検:
    指定された会場で試験を受けます。試験は年2回(夏期と冬期)実施され、3級、2級、1級、UC級(色のユニバーサルデザイン)があります。
  3. 合否結果の確認:
    試験後約1か月で、公式ホームページやマイページで合否を確認できます。合格者には合格証書と資格証が郵送されます。

主催団体:
公益社団法人 色彩検定協会(AFT)
公式サイト: https://www.aft.or.jp/

詳細な情報や最新の試験日程、申込み方法については、上記の公式サイトをご参照ください。

カラーデザイン検定は、国際カラーデザイン協会(ICD)が主催する色彩に関する知識や技能を評価する資格試験です。

取得方法の概要:

  1. 受験申込み:
  • インターネット申込み: ICD公式サイトの申込みフォームから必要事項を入力し、申込みます。
    申し込みフォーム
  • 受験料の支払い: 申込み後、クレジットカードまたはコンビニエンスストアで受験料を支払います。
  1. ID・パスワードの受領:
    支払い確認後、試験サイト「MANACラーニング」のURLとユーザID・パスワードがメールで送付されます。
  2. 試験の受験:
    ID・パスワード受領後、パソコン、スマートフォン、タブレットから24時間365日、自分の都合の良いタイミングで受験できます。受験可能期間はID・パスワード受領後180日間です。
  3. 合否結果の確認:
    受験後、即座に画面上で合否が表示されます。
  4. 公式認定証の発行:
    希望者には有料(1,000円税込)で公式認定証が発行されます。発行申請方法はICD協会へお問い合わせください。

主催団体:
国際カラーデザイン協会(ICD)
公式サイト: https://icd-color.com/

詳細や最新情報については、上記の公式サイトをご参照ください。

色彩能力検定は、公益社団法人 色彩検定協会(AFT)が主催する色彩に関する知識や技能を評価する資格試験です。

取得方法の概要:

  1. 受検申込み:
  2. 受検票の受領: 試験日の約10日前に受検票が郵送されます。受検地や試験時間などの詳細が記載されています。
  3. 試験の受検: 指定された会場で試験を受けます。試験は年2回(夏期と冬期)実施され、3級、2級、1級、UC級(色のユニバーサルデザイン)があります。
  4. 合否結果の確認: 試験後約1か月で、公式ホームページやマイページで合否を確認できます。合格者には合格証書と資格証が郵送されます。

主催団体: 公益社団法人 色彩検定協会(AFT)公式サイト: https://www.aft.or.jp/

詳細な情報や最新の試験日程、申込み方法については、上記の公式サイトをご参照ください。

カラーセラピストは、色彩の持つ心理的効果を活用して、心身のバランスを整える専門家です。

日本では、複数の団体がカラーセラピスト資格を提供しており、各団体によって取得方法やカリキュラムが異なります。以下に、主な資格とその取得方法を紹介します。

  • 取得方法:
  • 通信講座: 指定の通信講座を受講し、必要な知識と技能を習得します。講座修了後、協会が実施する認定試験に合格すると資格が取得できます。
  • 取得方法:
  • 通信講座: 関連する通信講座を受講し、色彩に関する幅広い知識を学びます。講座修了後、協会の認定試験に合格すると資格が取得できます。
  • 取得方法:
  • 通信講座: 指定の通信講座を通じて、カラーコーディネートや色彩心理に関する知識を習得します。講座修了後、認定試験に合格すると資格が取得できます。
  • 取得方法:
  • 講座受講: TCカラーセラピスト講座(5~6時間)を受講することで、資格を取得できます。試験はなく、講座修了後に認定証が発行されます。
  • 取得方法:
  • ステップ制: レベル1から始まる各コースを受講し、段階的に知識と技能を深めます。各レベルのコース修了後に認定証が発行されます。

注意点:

  • 費用: 各資格の取得には、講座受講料や認定料が必要です。詳細は各団体の公式サイトで確認してください。
  • 学習方法: 通信講座や対面講座など、学習スタイルは資格によって異なります。自分の生活スタイルや学習ペースに合った方法を選ぶことが重要です。
  • 資格の有効性: カラーセラピストの資格は民間資格であり、各団体の認定基準に基づいています。資格取得後の活動範囲や認知度についても、事前に確認しておくと良いでしょう。

カラーセラピストとして活動するためには、色彩に関する知識だけでなく、カウンセリング技術やコミュニケーション能力も求められます。

資格取得を通じて、これらのスキルを総合的に身につけることが推奨されます。上記の資格内容等は、以下の公式サイトで調べることが可能です。

公式サイト:色彩インストラクター技術協会

色彩心理アドバイザー資格は、色彩の心理的効果を理解し、日常生活やビジネスシーンで効果的に活用する専門家を育成するための資格です。日本では、複数の団体がこの資格を提供しており、各団体によって取得方法やカリキュラムが異なります。以下に、主な資格とその取得方法を紹介します。

1. 一般社団法人 色彩心理カウンセリング協会 主催の「色彩心理アドバイザー認定講座」

  • 取得方法:
  • 講座受講: 3時間の講座を1回受講します。講座内容には、色彩心理の基本から、色を効果的に使う方法、カラーコミュニケーションなどが含まれます。講座修了後、認定証が発行されます。
  • 受講料: 24,200円(税込)。オリジナルカラーカード、テキスト、認定証が含まれます。

公式サイト: 色彩心理アドバイザー認定講座

2. 一般社団法人 日本カラービューティライフ協会(JCBA) 主催の「色彩心理ライフアドバイザー™」

  • 取得方法:
  • オンライン講座: 全2時間の動画コンテンツを視聴し、ネット上で検定試験を受けます。合格者には認定証が発行されます。
  • 対面式講座: 全3時間の講義と実技を受講し、講座内で検定試験を実施します。合格者には認定証が発行されます。
  • 受講料:
  • オンライン講座: 22,000円(税込)。受講料、テキスト代、検定料、認定料が含まれます。
  • 対面式講座: 33,000円(税込)。受講料、テキスト代、検定料、認定料が含まれます。

公式サイト: 色彩心理ライフアドバイザー™

3. 一般社団法人 色彩心理学術協会(CPAA) 主催の資格

  • 取得方法:
  • 講座受講: 色彩心理基礎講座、ミナモト色彩心理講座、プロフェッショナル講座を順に受講します。その後、色彩心理学術検定3級から1級までの実技検定を受け、合格すると各級の認定証が授与されます。
  • 講師試験: 1級合格後、講師試験に合格すると、認定講師として活動できます。
  • 受講料:
  • 色彩心理学術検定3級: 54,000円(税込)。
  • 色彩心理学術検定2級: 70,200円(税込)。
  • 色彩心理学術検定1級: 86,400円(税込)。
  • 講師試験: 21,600円(税込)。

公式サイト: 資格の取得方法

注意点:

  • 費用: 各資格の取得には、講座受講料や認定料が必要です。詳細は各団体の公式サイトで確認してください。
  • 学習方法: オンライン講座や対面講座など、学習スタイルは資格によって異なります。自分の生活スタイルや学習ペースに合った方法を選ぶことが重要です。
  • 資格の有効性: 色彩心理アドバイザーの資格は民間資格であり、各団体の認定基準に基づいています。資格取得後の活動範囲や認知度についても、事前に確認しておくと良いでしょう。

色彩心理アドバイザーとして活動するためには、色彩に関する知識だけでなく、コミュニケーション能力やカウンセリング技術も求められます。

資格取得を通じて、これらのスキルを総合的に身につけることが推奨されます。

パーソナルカラーアナリストは、個人に最適な色(パーソナルカラー)を分析・提案する専門家です。日本では、複数の団体がこの資格を提供しており、各団体によって取得方法やカリキュラムが異なります。以下に、主な資格とその取得方法を紹介します。

  • 取得方法:
  • 前提条件: 色彩技能パーソナルカラー検定®モジュール3(上級)に合格していること。
  • 養成講座受講: JPCAが開催する「JPCAパーソナルカラーアナリスト®養成講座」を受講し、実技や理論を学びます。
  • 認定試験: 講座修了後、協会が実施する認定試験に合格すると資格が取得できます。

公式サイト: プロフェッショナルの資格 – NPO法人日本パーソナルカラー協会

  • 取得方法:
  • 養成講座受講: ICBIが提供する養成講座を受講し、色彩理論や診断技術を学びます。
  • 学習形態: eラーニングと通学(東京)を併用した学習スタイルです。
  • 認定試験: 講座修了後、認定試験に合格すると資格が取得できます。

公式サイト: ICBIパーソナルカラーアナリスト資格

  • 取得方法:
  • 通信講座: JSADAが提供する通信講座を受講し、パーソナルカラーに関する知識や診断方法を学びます。
  • 認定試験: 講座修了後、協会が実施する認定試験に合格すると資格が取得できます。

公式サイト: パーソナルカラー資格おすすめ8選

注意点:

  • 費用: 各資格の取得には、講座受講料や認定料が必要です。詳細は各団体の公式サイトで確認してください。
  • 学習方法: 通信講座や通学講座など、学習スタイルは資格によって異なります。自分の生活スタイルや学習ペースに合った方法を選ぶことが重要です。
  • 資格の有効性: パーソナルカラーアナリストの資格は民間資格であり、各団体の認定基準に基づいています。資格取得後の活動範囲や認知度についても、事前に確認しておくと良いでしょう。

パーソナルカラーアナリストとして活動するためには、色彩に関する知識だけでなく、カウンセリング技術やコミュニケーション能力も求められます。

資格取得を通じて、これらのスキルを総合的に身につけることが推奨されます。

カラーコンサルタントは、色彩の持つ効果を活用し、空間デザインや商品開発、ブランディングなど多岐にわたる分野で専門的なアドバイスを提供する職業です。日本では、以下の団体がカラーコンサルタントに関連する資格を提供しています。

  • 取得方法:
  • 養成講座受講: IACC(International Association of Color Consultants and Designers)の認定校であるエコール・ド・メチエが提供する「IACC国際カラーコンサルタント養成講座」を受講します。この講座は、AコースとBコースの2つのセミナーで構成され、各セミナーは32時間のカリキュラムとなっています。受講後、課題や試験に合格すると、IACCより国際カラーコンサルタントのディプロマが発行されます。
  • 主な学習内容:
  • 色彩心理学、環境心理学、視覚人間工学、カラーマーケティング、カラーセラピーなど、多岐にわたる分野を学びます。具体的には、オフィスや医療施設、教育施設、飲食店などのカラーデザインの理論と実践、カラーヒーリングの歴史と現代的手法、光と色光が人間に与える生物学的効果、カラーマーケティングの歴史と実践などが含まれます。

公式サイト: エコール・ド・メチエ – IACC国際カラーコンサルタント養成講座

  • 取得方法:
  • 養成講座受講: エコール・ド・メチエ東京協力校であるホワイトターラが提供する「IACC国際カラーコンサルタント養成講座」を受講します。講座はAコースとBコースの2つのセミナーで構成され、各セミナーは32時間のカリキュラムです。受講後、課題や試験に合格すると、IACCより国際カラーコンサルタントのディプロマが発行されます。
  • 主な学習内容:
  • エコール・ド・メチエと同様に、色彩心理学、環境心理学、視覚人間工学、カラーマーケティング、カラーセラピーなどを学びます。具体的な内容としては、IACCの歴史と環境におけるカラーデザイン、カラーサイコセラピストとカラーマーケターの役割、カラーテストの歴史と実践、光と色光が人間に与える生物学的効果などが含まれます。

公式サイト: ホワイトターラ – IACC国際カラーコンサルタント資格取得講座

注意点:

  • 費用: 各セミナーの受講料は約150,000円(税込、テキスト代含む)で、入学金が別途必要な場合があります。詳細は各団体の公式サイトで確認してください。
  • 学習方法: 主に対面講座での受講となりますが、オンラインでの受講が可能な場合もあります。自分の生活スタイルや学習ペースに合った方法を選ぶことが重要です。
  • 資格の有効性: カラーコンサルタントの資格は民間資格であり、各団体の認定基準に基づいています。資格取得後の活動範囲や認知度についても、事前に確認しておくと良いでしょう。

カラーコンサルタントとして活動するためには、色彩に関する知識だけでなく、心理学やマーケティング、デザインに関する幅広い知識と実践的なスキルが求められます。

資格取得を通じて、これらのスキルを総合的に身につけることが推奨されます。

カラー心理カウンセラーは、色彩の心理的効果を活用して、クライアントの心の状態を理解し、サポートする専門家です。日本では、一般社団法人色彩心理カウンセリング協会が「色彩心理カウンセラー」資格を提供しています。

取得方法の概要:

  1. 認定講座の受講:
  • 4級認定講座: 色彩心理カウンセリングの基本を学び、セルフカウンセリングができるようになることを目指します。講座時間は約2時間で、受講料は11,000円(税込)です。
  • 3級認定講座: 4級で学んだ内容を基に、他者へのカウンセリング技術を習得します。講座時間は約4時間で、受講料は33,000円(税込)です。
  • 2級認定講座: 3級の内容をさらに深め、専門的なカウンセリングスキルを学びます。講座時間は約6時間で、受講料は55,000円(税込)です。
  • 1級認定講座: 最上級のレベルで、プロフェッショナルとして独立・開業を目指す方のための講座です。講座時間は約8時間で、受講料は77,000円(税込)です。
  1. 受講形式:
  • 対面講座: 大阪市内や愛知県内の指定会場で開催されます。
  • オンライン講座: Zoomを使用したオンライン形式での受講も可能です。
  1. 認定証の発行:
  • 各級の講座修了後、所定の手続きを経て認定証が発行されます。

主催団体:一般社団法人色彩心理カウンセリング協会
公式サイト: https://shikisaishinri.jp/

詳細な情報や最新の講座日程、申込み方法については、上記の公式サイトをご参照ください。

色彩心理学関連の資格と種類 取得しやすい順に10の資格を紹介!

以下は、取りやすいであろう順に並べ替えた資格リストです(難易度は取得方法、学習内容、試験の有無、期間などを考慮しています)。

  1. カラーセラピスト(キャリカレ)
  2. カラーセラピスト(ユーキャン)
  3. 色彩心理アナリスト(国際カラーデザイン協会・ヒューマンアカデミー)
  4. 色彩心理カウンセラー(一般社団法人色彩心理カウンセリング協会)
  5. 「色彩学校」色彩心理Basicクラス(国際アートセラピー色彩心理協会)
  6. 色彩検定(公益社団法人色彩検定協会)
  7. カラーコーディネーター(東京商工会議所)
  8. 色彩心理学療法士(一般社団法人日本色彩心理学研究所)
  9. 色彩心理療法士(一般社団法人日本色彩療法士協会)
  10. 色彩芸術心理療法士(NPO法人日本カラーアートセラピー協会認定)

補足:
上位に位置付けたものほどオンライン学習や短期間で取得できる資格が多く、下位になるほど専門性や実践的なトレーニングが必要とされる資格が含まれます。取得の目標や時間に応じて選ぶのが良いでしょう。

取りやすさに関する説明は別のブログでご紹介していますのでご参照下さい。

色彩心理学関係の資格取得先10選 取りやすさ(難易度)順とその理由

 色彩心理学や色彩関係の資格には他にも次のようなものがあります。興味関心に応じてご参照ください。

ファッション色彩能力検定は、ファッションにおける色彩の基本的な知識や応用力を評価するための検定試験です。

この試験は、色彩理論や配色技法、ファッション業界での色彩の活用方法について学び、それを実践に活かす力を測るものです。

初心者向けからプロフェッショナル向けまで、複数のレベルが用意されています。ファッションに関連する職種を目指す人だけでなく、

日常生活で色彩の知識を活かしたい方にも役立つ内容となっています。

この資格は、一般社団法人日本ファッション教育振興協会(JAFEA)が提供しています。

公式サイトURL: https://www.jafca.org

アートセラピーは、芸術を通じて心のケアや自己表現を促進する療法であり、日本では主に民間団体が資格認定を行っています。以下に主な資格と、それを提供する団体の情報をまとめました。

  • 提供団体: 日本クリエイティブ・アーツセラピーセンター
  • 学習方法: 通学(東京都)
  • 費用: 180,000円(税込)
  • 特徴: グループでのアートセラピー体験を通じて、実践的なスキルを習得します。
  • URL: https://www.j-cat-c.com/
  • 提供団体: クエスト総合研究所
  • 学習方法: オンライン(Zoom)
  • 費用: 38,500円(税込)
  • 特徴: 絵画だけでなく、粘土や羊毛を使った多様なアート技法を学びます。
  • URL: https://www.questnet.co.jp/
  • 提供団体: 日本統合医学協会
  • 学習方法: 通信講座
  • 費用: 55,000円(税込)
  • 特徴: オンラインで完結し、色彩心理やアートセラピーの基礎を学びます。
  • URL: https://www.j-imma.org/
  • 提供団体: 一般社団法人日本アートセラピー協会
  • 学習方法: 通信講座
  • 費用: 77,628円(税込)
  • 特徴: ぬり絵を活用したカラーセラピーの手法を学びます。
  • URL: https://www.japan-arttherapy.org/
  • 提供団体: 芸術造形研究所
  • 学習方法: 通学またはオンライン+通信
  • 費用: 132,020円(税込)
  • 特徴: 美術を通じた創作活動を重視し、自己表現のサポート方法を学びます。
  • URL: https://www.geijutsu-zoukei.co.jp/

これらの資格はすべて民間資格であり、各団体が独自に認定しています。受講方法や費用、カリキュラム内容が異なるため、目的や学習スタイル、適正に合わせて選択すると良いでしょう。

カラーコーディネーターは、色彩に関する専門知識を活かし、ファッション、インテリア、商品開発など多岐にわたる分野で活躍する職種です。日本国内で取得可能なカラーコーディネーター関連の資格と、それらを提供する主な団体は以下の通りです。

この検定は、色彩の基礎知識から応用までを幅広く学ぶことができ、ビジネスシーンでの実践的な色彩活用能力を評価します。

2020年以降、従来の1級~3級からスタンダードクラスとアドバンスクラスの2段階に再編されました。

  • 資格の種類: 1級、2級、3級、UC級(ユニバーサルカラー級)
  • 提供団体: 公益社団法人 色彩検定協会
  • URL: https://www.aft.or.jp/

色彩検定は、色に関する幅広い知識や技能を評価する公的資格で、ファッション、インテリア、デザインなど多様な分野で活用されています。

受験者は各級から選択して受験可能で、2018年からは色のユニバーサルデザインに焦点を当てたUC級も新設されています。

  • 資格の種類: 1級、2級、3級
  • 提供団体: 全国美術デザイン教育振興会(ADEC)
  • URL: https://www.adecs.jp/

色彩士検定は、美術系専門学校の団体であるADECが主催する検定で、色彩に関する知識や技能を段階的に評価します。合格者は「色彩士(Color Master)」として認定され、社会的な信頼を得ることができます。

  • 資格の種類: 1級、2級、3級
  • 提供団体: 一般社団法人 日本カラーコーディネーター協会(J-color)
  • URL: https://www.j-color.or.jp/

この検定は、パーソナルカラーに関する知識を基礎から応用まで総合的に学ぶことができ、ビジネスでの活用を目指す方に適しています。各級をステップアップ方式で受験することが可能です。

これらの資格は、それぞれ異なる分野や目的に応じた色彩の知識と技能を評価します。自身のキャリアや興味、適正に合わせて、最適な資格を選択すると良いでしょう。

色彩心理学、色彩関連の資格にはさまざまなものがあります。仕事や転職に活かせる資格の活用法等については、別記事で説明をいたしますので、よろしければご参照下さい(準備中)。

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