本当の自分は、知るものではなく創り上げるもの
この一言にハッとされた方は、かなり悩みぬいて人生を生きている方なのではないでしょうか。そういう方にこそ、このブログと動画を見ていただきたいのです。
本当の自分なんて、実はないのです。なくしてしまったと言うべきでしょうか。本当の自分を知っている人は、創り上げる努力をし、課題を乗り越えて自分を理解できるようになったのだと思います。その中で、本来あった自分を、自力で確かめるのではないでしょうか。
人に合わせて生きている自分がいやになる。そんなお悩みをお持ちの方は多いと思います。その悩みの奥には、自分の軸も基準もない。人に合わせて生きるだけの自分は人より劣っているという劣等感があるのではないでしょうか。
自尊感情、自己肯定感、自己効力感、自己有用感。いろいろな言葉が飛び交います。人に振り回されず「自分らしく生きたい」という気持ちを持つ方が、多いからなのだと思います。
私は20年以上、自尊感情を育てる活動(ヒューマニスティック・アプローチ)を提案し、授業で実践して来ました。授業では自分に自信が持てるようになったという感想は多くの学生が書きます。けれど、数週間後に同じアンケートを取ってみると、結局はもとの自信のない自分に戻っているのです。結局授業という疑似体験で自信は付かないということを、長い年月かけて理解したというわけです。
こういう経験を通じて、本当の自分は、わかるものではない。知るものでもない。本当の自分は時間をかけて自分自身が創り上げるもの。そう思うようになったのです。
自我の形成?
大学の心理学では、自我の形成というようなことを学んだ方も多いと思います。自我とは、自分を客観的に見る別の自分、のように説明しています。けれど、客観的に自分を見る別の自分に、基準はあるのでしょうか。別の自分も、他の人の考えや行動を基準にしていることが多いように思います。
そこに「自分らしさ」は存在せず、人に合わせる自分がいるだけのように思います。
そこなんです。私が本当の自分は創り上げるものだと申し上げるのは。つまり、自分を客観的に見る別の自分に、基準を持たせ、育ててあげる。それが自分を知ることなのです。知るプロセスを積み重ねながら、自分を創り上げるということだと言えます。
「それって無理」と思いますか? 実はそうではないのです。色彩心理の考え方を使うことで、自分の基準を探し当てることができるのです。
自分の基準を育てるきっかけには、いろいろな方法があります。
たとえば、あこがれなどでもいいでしょう。俳優さんやアーティスト。自分のあこがれの存在に近づきたい。そう思う方も多いでしょう。推し活は自分を励ましたり元気にするので大変よいことだと思います。できれば・・・推し活を自分を知るきっかけにしてみることもできます。
それは、あこがれの存在の、外見だけでなく内面も知ることです。
ハリウッドスターで有名なある俳優は、食べる物がない人の住む地域に定期的に行くそうです。その目的は炊き出し。食事を提供する活動です。映画で有名になり、そのプレッシャーからお酒に走ったり、さまざまな悩みを抱えてボランティア活動に参加する有名人は少なくありません。
栄光の裏には影があることを知り、困難を乗り越えようとする気持ちを理解することも自分を成長させる知識になると思います。深く知り共感することが自分を高める材料になります。あこがれの存在が、どのような環境で育ち、現在までを過ごして来たのか。成功だけでなく、その背後にあることを理解し共感する習慣を付けることが必要です。
スピリチュアルな世界もありますね。宗教でなくとも、何かのパワーを信じて自分に自信を付ける。そういうこともありだと思います。
身の回りにはこうした偶然の出会いがいくらでもあります。でも、偶然って、実は奇跡だったりもするんです。
偶然という奇跡
自分を知ることは創り出すこと。そのためには、こうした偶然を利用することも1つの方法だと言えます。そして、偶然というのは奇跡を生み出すこともあるのです。
夢を形にし続ける人には、なんらかのきっかけがあるようです。その道で実力のある人との出会う、などはその典型でしょう。偶然見たチラシでなんとなく就職してみたことで、新しい世界が広がることも。
色彩心理もその偶然の1つだと言えます。けれど、それはある意味必然なのです。あなたが目にする色、身に付ける色が、あなた自身を知るきっかけになることは、これまで多くの方とのカウンセリングで実証済です。
自信が積み重なると実力になる
とは言え、一朝一夕、短い期間に自分を知ることは難しいことだと思います。
1つ1つ目の前にある壁を乗り越え、そのたびに自分が創られていく。その繰り返しで本当の自分が創られるのです。
ある女優さんが言っていた言葉が印象的です。
自信が積み重なると実力になる
カッコいい一言ですだと思いませんか? では、何から始めるか・・・。そのきっかけの1つとして、色彩心理の知識をこのブログでご紹介いたします。ブログを読んでいくうちに、段々色の持つ波長の意味がわかってくると思います。そして、なぜ自分がその色を選ぶのか、色は本当の自分とどう関係しているのか、また影響を与えるのかがわかってきます。
また、色だけでなく、音の波長も使い、ブログを読んで下さる方の気持ちを少しでも楽にして差し上げたいと思います。これから、このブログで、ビー玉の画像とヒーリングミュージックを使った動画をアップしています。色と音の波長で気持ちを楽にしていただき、本当の自分を知るお手伝いをするのがこのブログの目的です。
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